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.雑草・雑写雑記 (11)
  オオイヌノフグリの花が白いぞ!! 何だこれ? 
「コゴメイヌノフグリ」 (
オオバコ科 南ヨーロッパ原産)
                       (撮影場所:文京区・小石川植物園と周辺空き地)

  去年3月上旬に小石川植物園を歩いていてこの花に気付いた。 森林インストラクターにとって“聖地”のようなところだから、すでにご存じの方も多いかもしれないが、初めて見た私は思わず、タイトルにしたような言葉が口から出そうになった。 今年は「雑草・雑写雑記」に花のアップを載せようと3月13日に植物園に向かったが、正門入り口前の通り沿いの側溝上や民家横の空き地などに結構たくさん生えているのに気付いた。 植物園から逸出したのだろう。 小石川植物園は1961年にヨーロッパから種子交換でコゴメイヌノフグリの種を入手し園内で栽培したという。 サイトなどを見ると都内の水元公園、世田谷区、多摩市の桜ケ丘公園、千葉県柏市、埼玉県所沢市、福岡県小倉南区などで撮影された写真が載っている。  これらがすべて小石川植物園から逸出したとは考えられず、別ルートの繁殖もあるのではないか。
 その後、熊本市に行く機会があり市内各所で、また我が家から15分程離れた世田谷区内でコゴメイヌノフグリの花よりひと回り小さい白い花をつけているイヌノフグリの仲間、フラサバソウを見かけたので併せて紹介。
                                 
★ 写真をクリックすると大きい写真が見られます。 


 
  ● 【小石川植物園にて】
  茎がよく分岐して横に広がったり斜上したりしている。葉や茎には短い軟毛が多い。
  ● 【園外の側溝で】
  植物園正門前の道路の側溝や空き地には茎を上に20センチ程伸ばした株が多く見られ、日陰でも花が開いていた。


 

  ●  【コゴメイヌノフグリ花】
  葉は下部では対生、上部では互生で、上部の葉の多くは5裂。
  ●  【コゴメイヌノフグリ花】
  花は直径6〜7ミリで、オオイヌノフグリの花よりひと回り小さいが、コゴメ(小米)と言うほど小さくはない。花弁は純白で、中心部は黄色味を帯びる。


 
  ●  【フラサバソウ全体】
  熊本市内の空き地で見かけたフラサバソウ。江戸末期に(明治初期の説も)長崎で、フランス人のフランチェットが採取しサバチェルが調査したことから、二人の名前の一部を合わせて名づけられたという。 
  ●  【フラサバソウ花】
  ここの花は白かったが、図鑑によると白から淡青色まであるようだ。花径はコゴメイヌノフグリよりひと回り小さい3〜4ミリ。軟毛が葉や茎だけでなく花弁など全体にあり、コゴメイヌノフグリより長く目立つ。

  

  ●【フラサバソウ萼片】
  実を包む萼片にも軟毛。
  ●  【フラサバソウ実】
  萼片の中の実の部分には軟毛がない。



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