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雑草・雑写雑記 (10)
  ~ 実が柄の先でブラブラ 「ブラジルコミカンソウ」~

 
 最近、市街地の道路脇や植え込みの下などでよく見かける。 夏の暑さが本格的になる頃から目立つ。 本によってはアフリカ原産としているのもあり、とにかく暑さで元気になる。 別名「ナガエコミカンソウ(長柄小蜜柑草)」で、実に長い柄があるのが特徴で、果柄がない在来のコミカンソウとは区別しやすい。 タイトルに「ブラブラ」と記したが、果柄は横に張りだした感じで、実がそれほどぶらぶらするわけではないが、ブラジルの「ブラ」とひっかければ覚えやすいので、あえてそのように。 外来種は「アメリカ…」「オランンダ…」など頭に国名のつくのがけっこうあるのでね。
 「ブラジルコミカンソウ」     
(トウダイグサ科 インド洋諸島原産)
(撮影場所:世田谷・赤堤、桜上水)

 
 ●ブラジルコミカンソウはコンクリートのすき間など冬でも暖かい環境の場所では、茎が木質化し越冬する。背丈も1メートル近くになる。  ●冬寒くなる場所では冬は枯れ、夏になると、落ちていた実が発芽するので密生状態になる。


 

 ●上から見た時に実がよく見え、実が葉裏に隠れるコミカンソウと容易に区別できる。実の直径は2ミリ程度。なお葉は羽状複葉に見えるが、枝にそれぞれ独立した葉が規則正しく並んでいるだけ。  ●雄花は葉の下側につき、花柄は非常に短く、花弁に見える萼片が丸味を帯びている。

 
 
 ●雌花は葉の上側につき、花柄が長い。萼片は先が尖ったような形。  ●葉は暗くなると、ネムノキのように閉じる。ブラジルコミカンソウは葉を枝の下向きに、コミカンソウは上向きに閉じる。。

 
 
 
 ●在来種のコミカンソウ。背丈は、伸びても40センチくらいとブラジルコミカンソウより低く、全体になよなよした感じ。我が家の庭では数年前に姿を見せ、今では数百本と猛烈に繁殖している。  ●コミカンソウの実には柄がなく、葉腋にくっついた実が枝にそってびっしりと並ぶ。夏の終わりごろになると実は濃い橙色になり、これが「小蜜柑草」の名の由来になっている。




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