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「ドウダンツツジの花の蜜はなぜ流れ出さない?」


 白い小さな花がまさに満天の星空のようにびっしり咲いています。花はつぼ型でスズランの花のように下向きにぶら下がっています。花粉を運んでもらう虫を呼ぶために蜜を持っていますが下向きの花からどうして流れ出さないのでしょうか?花と昆虫の生態に詳しい田中肇氏の本(花と昆虫、不思議なだましあい発見記)を手掛かりにドウダンツツジの花を解剖、実態顕微鏡で観察してみました。






 
反り返った花びらに足をかけて
ハナバチがぶら下がり  蜜を吸う
緑色の雌しべの奥に
10本の雄しべが取り囲んでいる


 
雄しべは白い柄と
角の生えた淡黄色のヤクから出来ている
ヤクの角にハナバチが触れると
花粉がこぼれ落ち体に付く


 
蜜はつぼ型の花びらの付け根の
こぶ状の突起の中にある
突起の中の狭い隙間に蜜が挟まり
毛細管現象で留まっている


 



 
さらに雄しべの根元には
細かい毛がびっしり生えている
蜜はこの毛にからまり 流れ出さないよう
二重の仕掛けに なっている




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