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マンリョウの発芽力はなぜ強い

 庭のヒヨドリなどが休む木の下にマンリョウの芽生えがびっしり。様々な木の実などをくわえて来て実の部分を食べては種を吐き出す。 この種から春になると芽が出るのだが、マンリョウの芽生えだけがやたらに目立つ。 この強い発芽力はその葉っぱに秘密がある。 マンリョウの葉の縁にコブコブが並んでいるが、この瘤の中に「葉粒菌(ようりゅうきん)」という共生細菌が住みついていて空気中の窒素を固定しているという。 この葉粒菌は芽や花、実を経て種子にも移り次世代に受け継がれている。 つまりマンリョウの種子は養分を作る強力な助っ人持ちで発芽力が高くなるようだ。 マメ科の植物や崩壊地の治山用に利用されるカバノキ科のハンノキやヤシャブシは土の中の根粒菌と共生するがこれと同様の作用という。 マンリョウの葉をナイフで切り実態顕微鏡で観察してみた。
 

 
葉をカッターナイフで横にカットし実態顕微鏡で観察。葉粒菌の住処の瘤の中は・・


 
ここで固定した窒素と水で、
タンパク質を作る材料のアンモニアを合成する
葉の縁にたくさんある瘤の中に
「空中窒素同化工場」がある


 

      鳥の休憩所になっているカンツバキの
  下の実生。  時々草かきで大掃除する
実生を何本か残しているが油断するとヤブになる

     
 実の赤い皮の下にわずかな果肉。
甘みもなく青臭い。
まずいのは一気に食べられない作戦?
   星形で裂片が反り返り可愛い。
6月ごろ咲く。雄しべ5個、雌しべ1個




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