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自然発見 高尾山国有林巡視日誌(119)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
 ●平成28年10月10日(月曜日・祝日) 天候:曇
 「先週、小仏城山下でコシオガマが咲いていました」と相棒の岩崎さんが言うので、現場に行ってみたら、草刈りの最中。すべて刈られていた。残念。「コシオガマ」は半寄生植物。陽当りが良い場所を好む。以前南高尾の251林班で草刈り跡に群生して咲いていたことがある。気を取り直して大平林道を行く。咲いていた。それも一株だけ。ここは岩場だ。何の植物に寄生したのかは分からないが、この林道でコシオガマに出会うのは初めての体験だった。
 ●平成28年10月10日(月曜日・祝日) 天候:曇
 下山中に「マヤラン」に出会った。この花の由来は釈迦の母「摩耶夫人」から来たものと、ずっと思っていたが、調べたら最初に発見されたのが兵庫県の摩耶山だからとの事。でも摩耶山の由来は、空海が山中の寺に摩耶夫人像を安置したことによる。まぁ当たらずとも遠からずか。


 
 ●平成28年10月20日(木曜日) 天候:曇時々晴
 今日は、八王子市内の小学4年生をFITのメンバー8人が案内する。メンバーが高尾山口のケーブル「清滝駅」前で生徒たちの到着を待ち受けている時、緑色の飛行物体が飛来した。最初はカマキリだと思った。誰かの衣服に付着している。「クツワムシか?」と思った。すぐに昆虫図鑑が差し出されたのは、さすがFITだ。クツワムシの隣に掲載されていたのは「サトクダマキモドキ」。ページの上に乗せて確認するのだから間違いは無い。「クダマキ」とはクツワムシの別名との事。確認が終わったので、お帰り願おうとしたが、帰ってくれない。けっこう苦労して、草むらにお帰りいただいた。
 ●平成28年10月30日(日曜日) 天候:曇
 サラシナショウマの花も終わりに近づいている。中にはもう実を付けているものもある。「ヒヨコの行列」といつも言っている。ただ行儀よく並んではおらず、あちこち向きながら並んでいるのが、微笑ましい。


 
 ●平成28年10月30日(日曜日) 天候:曇
 大平園地近くの大平林道。大きな折れ枝が宙吊りになっていた。処理しようとしたが上手く行かない。そこで注意喚起のため、黄色いテープを結んで垂らした。ここを歩く方は注意して通って下さい。
 ●平成28年10月30日(日曜日) 天候:曇
 咲きたがっているように、ちょっと口を広げたリンドウの蕾。午後からは晴れるとの天気予報だったので帰りには咲いているだろうと期待していた。ところがいつまで経っても太陽は姿を現さない。天気予報もけっこういい加減だ。




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