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自然発見 高尾山国有林巡視日誌(118)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌







 
 ●平成28年9月3日(土曜日) 天候:曇時々晴
 今年は台風が多い。次から次へとやって来る。大平林道で太い枯木が倒れ、折れていた。どの台風で倒れたのかは分からないが、車輌の通行に支障があるので、取りあえず動かすことが出来る林道上の倒木と蔓を処理した。
 ●平成28年9月3日(土曜日) 天候:曇時々晴
高尾林道で路肩が大きく谷底まで崩壊していた。幅約8m。注意喚起の為、黄色のテープを張った。ハイカーの通行には支障は無いが、注意していただきたい。車輌も通行出来る幅はあるが、ちょっと怖い。


 
 ●平成28年9月11日(日曜日) 天候:曇時々晴
 日影沢林道と日影沢歩道(NTT道)の分岐点で「キツリフネ」の花が最盛期を迎えていた。   同じ仲間の「ツリフネソウ」より1か月程早く咲く。そうする理由がある。種の数が少ないのだ。ツリフネソウの4個に対して、こちらは2個。咲く時期が同じだと、種の数が多い方が有利だ。キツリフネは少し早く成長することで勢力を維持している。この場所でもかつては両方の花が咲いていたが、現在は圧倒的多数で「キツリフネ」が勢力を保っている。
 ●平成28年9月11日(日曜日) 天候:曇時々晴
 2cm程の美しい蛹を見つけた。帰って調べると「クロコノマチョウ」の蛹のようだ。「クロコノマチョウ」に関して、図鑑では「本州以南」と書かれているが、高尾山域では2009年7月14日に私が成虫を確認している(「高尾山国有林巡視日誌(33)」で紹介)。


 
 ●平成28年9月11日(日曜日) 天候:曇時々晴
 富士見台の東屋で休憩していたら、下の方が騒がしい。上って来たハイカーに訊くと「靴が置かれている」との事。行ってみると革靴が揃えて置かれていた。もしかすると大変な事が起きている可能性がある。時間を掛けて周辺を捜索したが、異変は見つからなかった。その後も報告が無いので、いたずらなのだろうか。そうであれば、かなりタチが悪い。
 ●平成28年9月24日(土曜日) 天候:曇のち雨
 高尾林道で「メナモミ」が咲き出した。地味な花だが、問題は花が終わった後。粘って服に付く。いわゆる「くっつき虫」だ。動物に付着して種を移動させるタイプ。この植物は実になってから自己主張する。花は地味でも「結果オーライ」なのかも知れない。




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