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自然発見 高尾山国有林巡視日誌(115)
林野庁・東京神奈川森林管理署の森林保護員として、
高尾山国有林とその周辺の森林パトロールを行っている宮入さんの巡視日誌


 
  ●平成28年6月19日(日曜日) 天候:曇
 この日も新しい蛾に出会った。当然現場では分からないので、家に帰って調べた。ハマキガ科だと思ったが見つからない。ようやくヒトリガ科のページで見つけた。「マエキクロホソバ」。ネットで確認したら、「キマエクロホソバ」で名前が統一されていた。でも、いつもお世話になっている保育社の『原色日本蛾類図鑑』では「マエキクロホソバ」になっているので、こちらを信頼することにした。この事を昆虫に詳しい人に話すと、「学会ではそちらで統一しているかもしれませんよ。保育社、古いから」。う〜ん。
  ●平成28年6月19日(日曜日) 天候:曇
 足元に咲く小さな黄色の花。「ミゾホオズキ」。花の時期以外はあまり気が付かない。踏みつけないように注意しよう。


 

  ●平成28年6月19日(日曜日) 天候:曇
 3年ぶりに出会った「オオトラフコガネ」。過去にも2度出会っているが、いつも小下沢だった。ここの環境が生育に適しているのだろう。
 ●平成28年6月19日(日曜日) 天候:曇
 6月は色々な理由があり、私の巡視日は1日だけ。そこで過去のデータを掘り起こし、この日の目標を「シロマイコ」にした。この花はヤマアジサイだが装飾花が多いタイプ。品種レベルだ。ただ今年は花の時期が全体に早い。それが心配だったが、いいタイミングで咲いていた。崖をよじ登り、やっと対面できた。でも今年は花が少し小さいかな。



 
 ●平成28年6月19日(日曜日) 天候:曇
 草刈り予定の作業道で「クジャクシダ」を多数見つけた。早速、「植物保護テープ」を張る。長野県の山で雑草レベル?で繁茂しているのを見たことがあるが、高尾山域では希少植物だ。生育地では優先的に保護している。
  平成28年6月19日(日曜日) 天候:曇
 堂所山から新三本松山の間は植生が違う。奥多摩の植生だという人もいる。その代表の一つが「バイカツツジ」。清楚な花なのだが葉の下でうつむき加減で咲く。写真に撮る時はどうしても下から見上げるように撮ることになる。木々の間の空間が背景としてうるさい。これがいつも悩みだ。余談だが、昨年ブータンに行った時、濃いピンク色のバイカツツジに出会った。でも、この花はやはり白が似合う。




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