基礎を学ぶ<実践・森づくり技術>講座 第1
2011618日(土) 鳩ノ巣フィールド

 

 

618日(土)、鳩ノ巣フィールドにて「基礎を学ぶ<実践・森づくり技術>講座」第1回講座が行われました。

これは、森林塾グループの行う内部研修で、一年を通じて5回に分けて行われ、森林施業の基礎的な技術の習得を目的としたものです。

 

第一回目はFITメンバー9名が参加、内容は鳩ノ巣フィールドの成り立ちとフィールドの案内、そして実習として鋸・鉈の構造と使い方です。

 

まずは薬師堂へ登り、開講式を行いました。

続いてかんたんな自己紹介の後、ヒノキを中心とした人工林のフィールド(2)へ移動しました。

全体講習の後、参加者は3班に分かれて、それぞれ鉈鋸の使い方・薪割り・材の運搬の実習を行ないました。

鉈鋸の使用では、鋸の構造と用途ごとの使い分けを実際に使用して違いを学びました。横挽き・縦挽きや目の粗さなど、知識と共にノウハウを実践されていました。慣れない鉈も、しばらく使っているうちにポイントが掴め、杭作りに熱がこもります。

薪割りは、金矢をハンマーで材に叩き込みながら材を縦割りしていきます。素直なものは割れやすいのですが、癖のあるもの・節のあるものには手子ずらされます。木の成長の違いを実感できる体験でした。

材の運搬では、ロープワークと共に運び方を学びました。ロープを引き解けに結び、息を合わせて材を前に送ります。呼吸が合うと、材が軽くなったように感じられます。材の水平移動・スイッチバック・傾斜地での下ろし方と、巧みにロープを操る材運びの面白さを体験されていました。

 

少し遅めの昼食を済ませ、道具の手入れを行いました。

鉈・鋸の脂落としと、錆止めの油分を与えます。

 

その後、しとしと降る小雨の中、フィールドを回りながら、鳩ノ巣の成り立ちから変遷・現状と今後の運営について説明がありました。

元は放置林であったフィールドも、今は林分によってはだいぶ下層植生が見られるようになっております。

かつての炭焼き小屋跡では、在りし日の広葉樹林に思いを馳せました。

薬師堂へ戻って振り返りを行い、駐車場へ下って道具を片付け講義を終えました。

 

技術と共に、自然への理解と多くの方の手で支えられる鳩ノ巣フィールドの意義について学んだ一日でした。

(報告:事務局 鈴木誠)

 

森づくりの技術を少しでも学ぼうと、この日は新人会員を中心に9人が参加した。

朝からどんよりと雲が広がり、今にも雨が降り出しそうな天候だったため、当初の予定が変更され、午前中に技術指導、午後にフィールド説明という順番で講座が進められた。

 

午前中は、まき割り、鋸と鉈の使用、ロープを使った材木運搬、という三つの課題について技術指導を受けた。

 「まき割り」と言っても、ここで学んだのは、長い丸太へ、金属のくさびをハンマーで打ち込んで亀裂を入れ、丸太を二つに割る方法だ。少し太めの木を杭などに適した太さにする時に、活用するという。節がある場合、思うように亀裂が入らずに、どのように対処するかで多くの参加者が苦労した。

 

 「鋸と鉈の使用」では、鋸には縦挽き用、横挽き用の違いがあること、用途によってさまざまな鋸を使い分けることの説明を受けた。鉈は手首のスナップと、打ち下ろす時の遠心力を利用して使うことも、教えられた。どちらも体の正面で扱うようにと言われたが、足下の悪い斜面では、そんな基本さえ難しいことを体感した。

 

 「ロープを使った材木運搬」では、利用頻度の高いロープの結び方として、締め結びを習った。次に材木の前後にロープを結び、二人一組で横方向への運び方、斜面を利用した下への落とし方を学んだ。安全に効率よく運ぶには、二人のタイミングを合わせるのが大切だということが身にしみてわかった。

 

午後には鳩ノ巣フィールドの成り立ちや整備方針について説明を受けた。

放置されていたスギやヒノキの人工林に手を入れてきたこと、地元の声を生かして広葉樹林を育成しているとのこと。

降り始めた雨の中、1時間ほどかけてフィールド内を歩いた。満開のヤマボウシの白い花に迎えられながら、過去の活動の積み重ねによって変化してきた森の様子を知ることができた。

(報告:参加者 米山正寛(ふたば会))

 

 

講師:木村、小島、牧田  事務局:佐野、鈴木

参加者:水木(20年)、甲把、齊藤、田中、土屋、藤崎、吉野、吉原、米山(22年)


ロープ

 

薪割

 

 


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