〜研修報告〜
多摩川で夏鳥とツバメの集団ネグラを観察しよう
2009725日(土) 多摩川二子橋付近の河川敷

 

戻り梅雨(?)にも拘らず、この日は夏の陽射しがいっぱいの昼下がりに実施されました。

 

夏鳥のこの日の代表は「コアジサシ」。営巣地の中州近くで、「水辺の貴婦人」の異名をもつ、この夏鳥が飛ぶ気品ある美しい姿を、見ることが出来ました。都市化の開発により、40年の間その存在が確認されていなかったが(絶滅危惧種U類に指定)、現在世田谷のボランティア団体の保護活動により、毎年「ニコタマ」近くの営巣地で数十羽のヒナが育ち、夏の終わりにオーストラリアなどの地に帰って行くという。

 

そこから河川敷を上流に向かい、歩いて約1時間、今日のメインの「ツバメの集団ネグラ」に6時前に到着しました。周辺で育ったツバメの幼鳥約2000羽が、夕方になると河川敷の30m四方の葦原をネグラとするために、集まって来る様子を観察するためです。しかしこの日は、30分、40分と経過したにもかかわらず、葦原上空を飛交うのは「コウモリ」ばかり。「こんな日は初めて・・・!」と斉藤講師。

 

7時過ぎてすでに辺りは暗くなり、対岸の街の明かりが目立ち始めた頃、何かが飛交う羽音と多くの短い鳴き声が、葦原辺りから聞こえてきました。参加者全員双眼鏡で目を凝らすと、そこには葦原の上すれすれに飛交う小鳥の群を観る事が出来ました。これが「ツバメの幼鳥約2000羽」。風もないのに葦原の葦という葦が前後左右に揺れています。集まって来る様子は誰一人確認できなかったのですが、ようやっとツバメたちの眠る前の一騒ぎを見ることが出来ました。

 

講師:斉藤幸雄さん  参加者:10

    (報告:藤本誠一)


中州上空に飛来するコアジサシを観る

道路の向こうがネグラの葦原

 

なかなかツバメは集まって来ない

 

とうとう、暗くなってしまいました




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