皆伐後十数年放置した二次林上部茅場跡の植生調査を6月に続き行いました。まず、先月から持ち越していた「謎の羽状複葉の木」を同定しました。今回は図鑑をしっかり持参し調べました。その結果、中国原産で街路樹などに植えられているニワウルシ(シンジュ)と分かりました。どうして広大な林の真ん中で野生化していたのか、この木にまつわる面白い話を仲間が知っていました。ヤママユガの一種大きな蛾の「シンジュサン」がこの木を好みますが、繭の糸がとても優秀でかって軍隊のパラシュートに使われたそうです。そんなことから戦争中は植栽を割り当てられたことがあったそうです。この木はそれほど古くありませんが、そんな名残りなのかもしれません。その後も一日中藪の中をかき分け調査を続けました。イヌエンジュ、ツガ、赤い実をたわわに付けたクマヤナギなどが目に付きました。草本では、キヌタソウの小さな白い花が咲いていました。木本78種、草本36種ほどを同定しました。
(詳しい内容は
「樹木・草花・動物」に掲載。)