高尾クラブ主催

楽しい野鳥観察会in北本公園
2020年2月18日(火曜日)
埼玉県北本自然観察公園

 埼玉県北本自然観察公園で野鳥観察会を実施しました。

 荒川沿いの河川敷からほど近い場所に、1992年にオープンしたこの公園は「里地里山」の自然環境を残し野生の生き物がくらしやすいように、また来園者が自然に親しめるようにたいへんよく整えられている公園です。

 朝から快晴で、見晴らしのいいところからは富士山や秩父武甲山が見えました。陽ざしが暖かく、昨日降った雨でしっとりとした園内を参加者は双眼鏡を持って移動し、時にはフィールドスコープでクリアな鳥の姿を見ていただくことができました。

 枯草の広場ではツグミやアオジが落ち葉の下を熱心につついていたり、木の幹にはコゲラやアカゲラ、エナガがアクロバット姿勢で移動していました。

 ウグイスカグラの小さな花が早春を告げ、なぜか日当たりのよい草地ではカラスムギが穂を垂らし、鳥の名を冠した植物も迎えてくれました。

 昼食は青空をバックに満開の白いウメの樹の下やオオイヌノフグリの花咲く野でゆったりと食べることができました。

 1週間前には無かったニホンアカガエルの産卵があり、卵塊が多数、水深の浅い田んぼの中にありました。

 鳥たちは30人もの団体が近くにいても、意に介さず、自然体でいてくれることろがこの公園の不思議ですごいところです。シジュウカラの群れやジョウビタキのメスは私たちについて来てくれました。

 アシの茂る池のそばで、日差しを浴びるカワセミがいました。背中の翡翠色は、いつ見てもどなたが見ても美しいの一言です。

 冬越しの生き物では、ジョロウクモの卵塊が多数みつかったり、ムネアカハラビロカマキリの卵嚢がここでも見つかり、今後のさらなる拡大が気がかりになりました。

 コンクリート壁についている地衣類を見て参加者はその生態にも関心を示されましたが、その後でその地衣類が「歩いて」いるのを目の当たりにすることになりました。

これは地衣類を食べるシラホシコヤガ(蛾)の幼虫です。地衣類を食べるだけでなく身にまとってしまう「食住接近」の擬態の姿です。

最後まで色々な野鳥や生き物が出現し、寒さも忘れる観察会となりました。

―野鳥24種―
カイツブリ、キジバト、ダイサギ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ホオジロ、マガモ、クイナ(鳴き声)、アカゲラ、カケス、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、キセキレイ、セグロセキレイ、カシラダカ、アオジ
(北本公園バードウォッチングガイドのシートの順番)

参加者23人 スタッフ4人
スタッフ: 班長 藤原、藤田、中西、高橋(ま)
報告者: (18年) 高橋まり子




ジョウビタキのメス


広いところで双眼鏡やスコープで観察


わかりやすい鳥の形態と生態の話


ムネアカハラビロカマキリの卵嚢を発見


ニホンアカガエルの卵塊が多数


壁に広がる地衣類(レプラゴケの仲間)に
紛れるガの幼虫を真剣に探します
   



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