高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
もう一つの高尾・南高尾山稜を訪ねる
2019年7月11(木)

 南高尾山稜を訪ねるこのハイキングは、今年度、新規に企画された「高尾森林ふれあい推進センター協定イベント」で、新聞掲載記事やチラシを見て、「もう一つの高尾」を歩いてみたいと関心をもたれた方が大勢いらしたようです。募集定員を超えるたくさんの応募に、抽選せざるを得ない状況でしたが、当日は、天候不順の影響もあり、最終的に37名の参加者の皆様と、ゆったりおおらかな南高尾山稜、関東ふれあいの道(湖のみち)を巡りました。お天気も心配されましたが、なんとか曇り空のもと開会でき、下山途中に少し小雨が降り始めましたが、それでも本降りの雨に見舞われることもなく、幸いでした。

西山峠で昼食休憩
 朝は、相模湖駅に集合し、バスで大垂水峠に向かい、登山道に入りました。少し開けた場所での開会式を経て、そこからは30~40分ほどで南高尾山稜の最高地点となる大洞山(536m)に到着。ここからはもう急登もないので、鳥の声に耳を澄ませ、樹木や植物に目を留め、「ふれあいの道」を文字通りゆっくり自然とふれあいながらコンピラ山、中沢山へと歩みを進めました。
 中沢山に登ってみると、山頂に、聖観音菩薩像が遠く丹沢大山を拝むように立っていました。その先、一気に視界が開けた見晴台に到着すると、遠く向こうに丹沢山地、眼下には津久井湖と街並みが広がっていました。手前の石老山を見ると、地元で別名「寝姿観音山」と称して親しまれているとおり、連なる稜線が、まるで大きな観音様が合掌して横たわっているように見えて、皆さん「本当だ、寝姿に見える、面白い」と自然が織り成す造形を楽しんでいらっしゃいました。
 そののち、さらに県境の尾根を歩き進み、西山峠で昼食。午後は再び、泰光寺山など幾つかの小ピークを巻いて、ゆっくり自然を観察しながら三沢峠に向かい、そこから梅ノ木平に下りました。
 コースの途上、オオバギボウシ、オカトラノオ、ヒヨドリバナ、アカショウマ、オオバジャノヒゲ、といったこの季節を白で飾る花々、そしてムラサキシキブやムラサキニガナの花がほのかに彩りをそえて、私たちの目を楽しませてくれました。また、アブラチャン、クロモジ、ヤマコウバシ、ゴンズイ、コクサギ、クロウメモドキ、ハナイカダなど、実をつけている樹々の姿も見て楽しく、足元では、オニシバリが真っ赤な実をつけいるのを見られたという班もありました。
 下山の途中ぽつぽつと小雨が降りだしましたが、ハイキングの障りになるほどでもなく、概ね予定通りの時間に全員無事にゴールの高尾森林ふれあい推進センターに到着しました。参加者の皆様からは、「今日のコースは初めてだったので新鮮だった」「南側はとても静かで、自然が豊かで気持ちいいコースだった」「オニシバリの花を春に見たが、赤い実になって見られてよかった」「植物、鳥、地質のことなどくわしく丁寧で、とても楽しかった」などの感想をいただき、皆様に南高尾山稜ハイキングを楽しんでいただくことができました。

 参加者: 37名
 (FITスタッフ)
 班長: 長谷川守(主幹事)、熊木秀幸、宮崎精励、後藤裕子、篠原直樹
 アシスト: 脇本和幸 小川里花(報告)

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成30年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





開会式


観察の様子


コンピラ山に到着


見晴台から眺望を楽しむ


オニシバリ

オカトラノオ



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